お気に入り(本)

「いまのあなたを楽しみなさい」伊藤 守

これも社会人時代の苦悩の時期に買った本。
何に不満があるというわけではないんだけど、なんとな~く心が満たされてない気がして再読してみました。
うんうん・・・そっか・・・。

伊藤守さんの言葉はすごくわかりやすい。
そして ちっとも偉そうじゃないのがいい。
前書きで自分をコントロールできなくなったときの表現に”オロオロしたり、ドギマギしたり、アウアウになったり”・・・と書かれているんだけど、この”アウアウになったり”というのがすごく気に入ってます。
あまり出てこない表現だけど すご~く気持ちがわかるsign01
きっと伊藤さんも”アウアウ”したことがあるんだろうなぁ~。

もちろん内容もいいです。
本筋はいつも通り、自分の現実をまるっと受け入れなさいっていうことなんだけど。
嫌な自分も、自分の環境も、自分の感情も全部。
そしてとにかく行動を起こすこと・・・。
考えているだけで一生を終わらせないために。

最後に今日の私に捧げる言葉。
”手にしているものが欲しいもの”
無いものねだりをしてもしょうがない。
今の状態も自分が望んだものの結果なんだから、それに満足しなくちゃね。
ちょっぴり満たされない気分の自分もまるっと受け入れなくちゃね。



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「クライマーズ・ハイ」横山秀夫

横山秀夫の長編の中で一番好きな作品。
スピード感があって何度読んでもおもしろくて興奮します。
でも結構硬派な話なので合わない人には合わないかも・・・。

主人公の悠木は群馬県にある地方新聞社の遊軍記者。
日航機事故が起こり全権デスクを任されるが・・・。

1985年に起きた日航機事故を軸に、男の嫉妬、プライド、上司や部下との関係、親子の問題、友情、地方新聞のあり方・・・そんなものがギュウっと凝縮されている話です。

横山秀夫自身が上毛新聞の記者出身ということもあり、新聞社内部の様子がリアリティを持って書かれています。
いい記事でも潰されてしまう悔しさや、組織の中で思うように動けないもどかしさ。
新聞社内における各部署の位置づけと、それぞれのプライド。
スクープの難しさ。
組織の中で縛られて動くのは普通のサラリーマンと同じだけど、違うのは彼等には毎日締め切りがあるということ。
その時間の制約の中で仕事をこなさなければならない。
組織の中でのそれぞれに生き方。
フィクションなのに、当時の上毛新聞社内ではこうしたことがあったのではないかと思ってしまうほどです。
記者出身の筆者が、懸命に記事を書いても報われない・・・そんな記者達の代弁をし、応援しているような気もします。

この話、今年映画になっていて観たかったのですが、うちの方の映画館での上映は終わってました。
残念。

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「ゴルゴン~幻獣夜話~」タニス・リー

大人のファンタジー短編集。
”大人の”とつけたのは少し性的なものが入っているから・・・。
表題作である「ゴルゴン」は世界幻想文学大賞の短編部門受賞作だそうですが、私の読解力が足りないのかあまりピンときませんでした。
私が好きなのは「狩猟、あるいは死~ユニコーン~」と「白の王妃」です。
どちらも時空間が関係している物語です。
あと「アンナ・メディア」も皮肉でちょっとおもしろい・・・。
中には読んでてわかりにくい話もあるんですけどね。
(もう2~3回読めばわかるかなぁ?)

この本、物語もいいのですが、各物語の最初に描かれてる加藤俊章さんの挿絵がとても素敵です。shineshine
私は女性が描いたものだと思っていました。
繊細で色っぽくて、とても綺麗です。

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「無垢なプリンセス」フィオナ・フッド・スチュアート

以前に漫画化されたものを読んでいたので、登場人物はその絵で想像しながら読みました。
でも登場人物やその設定が違ってたりしたんだけど・・・。
やっぱり漫画よりもエピソードは多いけど、私は漫画の方が好きかな~?
っていうか、よくここから漫画のような話にしたと思うよ。
漫画家って脚本家の才能もないとダメなのね~。
感心、感心。
漫画の方が好きと言いつつも、原作もおもしろかった。happy01
プリンセス、やっぱり可愛い・・・heart01
プリンスは漫画の方が傲慢さが取れてて私は好きだけどね。

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「第三の時効」横山秀夫

横山秀夫の小説の中で一番好き。

そもそも私が横山秀夫を知ったのは、このシリーズのドラマをテレビで見たのがきっかけ。
この本の中の「囚人のジレンマ」を見たのが最初だったと思う。
テレビ東京だったかなぁ~?
ある地方の警察が舞台で、捜査一課の課長を橋爪功、1班の班長代理を渡辺謙、2班班長を段田安則、3班班長を伊武雅刀が演じていたと思う。
それぞれの班が手柄を取り合ってて、全く協力する気無し。
それをまとめられずに苦悩する課長・・・。
今まで見た警察ドラマと全然違ってて、すごくおもしろかった。
いや~な男の世界を見ちゃったなぁ~って。
次に「モノクローム反転」を見て、やっぱりおもしろかった。
お互いにどこかで認め合っても、仲の悪い男同士のドラマが・・・。

で、このドラマの原作ということでこの本を読んだんだけど、期待以上sign03
女性向きではないと思うけど、私にはそれが気持ちよかった。
事件関係者以外、女性はあまり出てこないという男世界の徹底振り。
変に飾った言葉も無く、登場人物も美化されず・・・、みんなちょっとイヤな人。
これだけ登場人物を突き放した書き方をする作家も珍しいのでは・・・?
でも、それが私には小気味よくて、なんかすごく固いものを読んだって気がするんだよね。
ドラマを先に見ているので、登場人物はドラマの役者で想像しちゃうんだけど、まさにピッタリ。(ドラマに出てこなかったので1班の班長は誰だか知らないけど・・・・。)
たぶん一般的に一番人気があるのは1班班長の朽木だと思うけど、私が好きなのは公安上がりの2班の楠見班長。
冷静で冷徹、人の弱みに付け込むし、部下からの信頼も無いし、本当にそばにいたらイヤな奴。
けど、その徹底した冷徹ぶりがなんとも。
「お前に情けは無いのかぁ!」と言いたくなるくらい、今までに無いタイプで。
その冷徹さの理由は明かされていないのだけど、べつに明かされなくてもいい。
っていうか、明かされたくない。
変に理由があるとそこに人間臭さが出てきちゃいそうで、そうすると魅力が無くなっちゃうので・・・。(ドラマの方ではちょっと背景を作ってたけどね。)

今日の体重:45.0kg(げ、太った!)

今日のえいご漬け:A

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「今日を楽しむための100の言葉」伊藤 守

もうず~~~~っと前、私が会社勤めしていて、人間関係に疲れたときに読んだ本です。
社会人生活の中で一番辛い時期でした。
仕事は忙しく、助けてくれる人はいないどころか押し付けられて・・・。
気の合わない人と仕事をするのがこんなに大変だとは思わなかった。sweat01
たぶん相手はそんなこと感じていなかったと思うけど。
なんとか丸くおさめようとして、いい顔しちゃうから余計に心に澱が溜まって・・・。

で、この本なのですが、すごいことが書いてあったのです。

「あいつなんか死んじまえばいい」と、思うのは自由。

*思っていることは思っていることで、思っていることなんですから。

さすがにそこまでは思っていなかったけど、なんかこの過激な一言で肩の力がスッと抜けたというか・・・。
相手とうまく行かなくても、私も嫌いなんだからいいや~って。
(アンタなんか、どっか行っちゃえ。どっか行っちゃえ。)って思いながら、仕事してました。sweat02

先の一文でこの本を購入したんだけど、本の中にはもっといい言葉がたくさん書かれています。
結構きつい言葉も書かれています。
突き詰めれば”無理はしなくていい、できることをしなさい”ということかな?

ま、それで悩みが解決したのかというとそういうわけでは無く、結局、私が異動願いを出したんですけどね。coldsweats01

でも当時はこの手の本をずいぶん読みましたね。
似たようなこと(=ありのままの現実を受け入れよう)が書いてあるんだけど、読んでいる間は悩みから抜け出せるしね。
悩みが特に無い今読み返しても、ふむふむ・なるほど・・・と。
今の私が気に入った言葉は・・・・

私たちは、誰かのために生まれてきたんじゃない。
*それなのに、どうして、他人の評価で自分の価値を計ろうとする習慣から、抜け出さないのだろう

考えてばかりいると、老けるよ。

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「海中顔面博覧会」中村征夫

海中の写真集です。
昔、葛西臨海公園の水族館に行ったときにこの本を見つけたんだけど、その時は3400円という値段に購入せず。
でも、やっぱり欲しくって、妹が彼氏と葛西臨海公園に行った時に頼んで買ってきてもらったもの。
今から10年以上前だ。sweat01
その後妹達は別れて、今はそれぞれ別の人と結婚してますが・・・。

この写真集、写真についているタイトルがいいのぉshine
まさにピッタリっていうかんじで、中村さんのセンスのよさを感じます。
私が好きなのは「もう泣かない」ってタイトルのアカマツカサっていう魚の写真です。大きな真っ赤な目でカメラを見ていて、本当にそう言っているみたい。
小さい魚も大きい魚もイソギンチャクも、海の生物すべてに愛情を持って真摯に接してる姿が写真からもよくわかります。
あと使ってるカメラがニコンっていうのも、妹が以前勤めていた会社なので嬉しい。

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