ハーレクイン系

「誇り高き花嫁」ルース・ランガン

2009112213140001 ヒストリカル。
舞台はスコットランドです。

父の死により氏族長となったメレディスは領民のために隣地の氏族長ギャレス・マッケンジーの弟と結婚をすることにします。
しかしその結婚式の最中に花婿は”ハイランドの野蛮人”ブライス・キャンベルに殺され、メレディスは彼に連れ去られてしまいます。
恐怖と屈辱でいっぱいのメレディスでしたが、ブライスと一緒にいるうちに彼が噂通りの残酷な野蛮人ではないことを知るのでした。

ルース・ランガンのヒーローらしく屈強な肉体を持ったブライスですsweat02
普通・・・死んでるよね・・・ってとこでも彼は生きるcoldsweats02
強くて優しいのですが感情型なので本当は戦いには不向きかも・・・。

氏族長の長女として父親に育てられたメレディス。
気が強く、剣も扱えますが、なんせ華奢で力が弱いsweat02
そこが可愛いといえば可愛いんだけど。

性格が似ていて、惹かれ合う気持ちにお互いに戸惑ってる2人。
そしてお互いの気持ちを伝え合ったあとの正直な2人。
どちらもいいかんじですtulip

ハッピーエンドへの持って行き方はよくあるルース・ランガンのパターンですが、私はそれで満足ですhappy01

ところでタイトル。
原題の"Highland Barbarian"(ハイランドの野蛮人)でよかったのにな。

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「囚われたレディ」ルース・ランガン

2009120212090000 ヒストリカル。


イングランドの貴族ウォルサム卿の城にハイランドの領主ディランが和平交渉のために弟達と訪れます。
しかし和平を望まない一部のイングランド人の陰謀でディランは弟達を人質に捕られてしまいます。
そこで弟達を救うためにウォルサム卿の一人娘リアノーラをさらって来たディランですが、高慢な娘だと思っていたリアノーラの意外な一面を見るにつけて複雑な感情になります。
一方リアノーラもディランに反感を持ちながらも魅かれるものを感じます。
イングランド人とハイランド人として敵対し合う2人の物語です。


こういう話のヒロインらしくリアノーラは気が強いですcoldsweats01
そしてディランは強引ですcoldsweats01
最初はリアノーラの気の強さがあまり好きではありませんでしたが、後半に行くにしたがって気にならなくなりました。
本当はお互いに一目ぼれの2人ですが、それぞれの立場から反目し合い、なかなか相手のよさを認めようとしません・・・・っていうか、認めたくないのねsweat02


ディランは以前に読んだ「月下に紡ぐ愛」のヒーロー、ショーの兄です。
そういえば「月下に紡ぐ愛」も敵対する立場のヒロインとヒーローだったよね。


ルース・ランガンの話はヒーローがスコットランド人やアイルランド人で、ヒロインがイギリス人というのが多い気がします。
その逆の話もあるのかな~?
それとも時代背景からそうなっちゃうのかな?
この組合せを見てルース・ランガンはイギリス人じゃないな・・・と思ってたけど、やっぱりアメリカ人なのね。

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「あの夏のように」エリザベス・バーンズ

2009080715040000 結婚式の日、自分と結婚するためにジョンが父親にお金を支払ったことを知り、彼は上流社会に入り込むために自分と結婚したのだとショックを受けるセリーナ。
一方、セリーナと結婚したい一心で彼女に内緒で父親にお金の援助を申し出たジョンでしたが、セリーナはこのことを知っていると聞き、セリーナが自分に近づいたのは最初からお金目当てだったのだと思うジョン。
そして2人は名ばかりの結婚生活を送ることに・・・。
そんなところにセリーナの義妹のシンシアが夫と離婚をすると転がり込んできます。
美人で魅力的なシンシアにジョンが惹かれていくのではないかと、セリーナは内心気が気でないのでした。


本当は愛し合っているのに、誤解し距離を置いてしまう2人。
ここまで相手を信じられないのはそれぞれのコンプレックスが原因なんだけど、なんだかなぁ・・・sweat01
セリーナが義母から自分の秘密を聞き出さなかったら永遠にあのままだったのだろうか?


2人の仲を引っ掻き回すと思われたシンシアが実は一番賢くていい人に思える。
愛よりもお金や地位が大事だと断言する彼女だけど、それはそれで正直だし。
結構自分が犠牲になっているのにそれをサラリとかわしてるsweat02
なんか・・・すごいよ。
シンシアの夫のグレゴリーがそれで幸せかどうかはわからないけどね(笑)。

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「春はめぐり来る」スーザン・フォックス

2009011710310000_2

牧場主だったのに義弟の罠にはまり、家畜窃盗罪の罪で2年間刑務所に服役したマギー。
仮釈放されて弁護士に紹介された牧場を訪れます。
しかし牧場主のイーサンはマギーの前科を忌み嫌い、彼女を雇う気はないと告げます。
仕方なくみぞれ交じりの天気の中をバス停まで歩くマギー。
そんな彼女の後姿を見ているうちに何故か罪悪感を感じたイーサンは町まで送ろうと車を出しますが、悪天候のために町まで行くのは諦めて彼女を乗せて牧場に引き返します。
天気が快復するまで牧場にいることになったマギーは宿代と食事代を働いて返すことにします。
美人で働き者のマギーに魅力を感じるものの、前科のある彼女に不信感を持つイーサン。
そんなイーサンに何故か惹かれてしまうマギーなのでした。



2年前に無実の罪で捕まったときに誰も自分を信じてくれなかった経験から、人に期待しなくなったマギーの心情が可哀想で可哀想で・・・crying
自分は罪を犯すような人間では無いとわかってもらいたいのに、誰にも理解されない辛さ。
イーサンが娘と接触するのを嫌がっているのがわかると自分から距離を置き、迷惑をかけないように気を遣ったり・・・。
イーサンと対等に口を利き、言いたいことを言っているようで、マギーの心の中は切なさでいっぱいですweep


そしてマギーの強がりの裏に傷つきやすい心を見てしまったイーサン。
前科者の、まして家畜窃盗罪のマギー信用してはいけないと思いつつも自分の気持ちは止められません。
話し方や態度は横柄ですが、行動はマギーを守ってるhappy02
自分の気持ちにも正直で、その正直さゆえにマギーを傷つけたりもするんですが・・・。
傲慢男はあまり好きでない私ですが、イーサンの傲慢さはなんかよかったですheart02
しかし、あの自信はどこから出て来るんだ?

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「まやかしの社交界」ヘレン・ビアンチン

2009111514110002 会社を維持するために祖父母の思惑通りに結婚したフランコとジアンナ。
傍から見れば幸せそうな2人ですが、本当にフランコのことを愛しているジアンナは自分が見せかけの妻であることに悩んでいます。
そんなときにフランコの元愛人で最近離婚したばかりのファムケがジアンナに宣戦布告をします。
フランコを失わないためにファムケの挑戦に立ち向かうジアンナでしたが・・・。

フランコが会社への義務感から自分と結婚したのだと、不安に悩まされながらもファムケに向かって行くジアンナの姿が素敵でしたshine
女同士で結構、言いたいこと言ってくれてますsweat01

フランコはところどころ行動でジアンナを守ってくれているんだけど、ジアンナにはそれが全て世間体のためと思えてしまうのがなんとも・・・sweat02
ジアンナになかなか信じてもらえないフランコも辛いねcoldsweats01

フランコが自分の気持ちを言葉にしていればよかったんだけど、彼は自分の行動で伝わっているものと思っていたみたいだし。
実際、彼はジアンナの気持ちは言葉にされなくてもわかっていたしねflair
ジアンナの悩みを汲み取ろうとしてもジアンナは言わないし・・・。

結局、ファムケのおかげでフランコの気持ちがわかったんだからファムケ様様?

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「熱い罠に落ちて」ジュディス・ライアンズ

2008102117030000 コックピットから火が出て、ウィニーの操縦するチャーター機は不時着を余儀なくされます。
救援隊が来るまで魅力的な乗客ボブ・スミスと過ごすことになったウィニー。
ボブ・スミスに惹かれるものの、過去の経験から男性を信用できないウィニーは自分の気持ちを戒めます。
公金を横領したウィニーの元夫タッカーの行方を探るために彼女に近づいたボブ・スミスこと傭兵のランド。
彼もウィニーに惹かれるものの、彼女をだましていることと、自分の過去の仕事を思うと自分は彼女にはふさわしくないと自制するのでした。


ヒーロー、ヒロイン共に魅力的ですshine
どちらも強くて心優しく、自分に価値を見出せない・・・sweat02

男性不信で、一人で自立して生きていく覚悟を決めたウィニー。
任務とはいえ汚れ仕事をしてきたために自分には家庭を持つ資格はないと思い込んでいるランド。
とてもお似合いの2人なのに傷つくことが・・・、傷つけることが怖くて前に踏み出せません。
ちょっともどかしいけど2人の切ない心情を思うと仕方ないかな・・・。


しかし、この2人・・・ハーレの主人公にしてはあまり裕福じゃない生活をしてそうだhappy02
いやいや、愛があればお金なんて、お金なんて、
お金なんて・・・・・・sweat01
(あぁ、下世話な私run


ところでこの話の舞台はアラスカですsweat01
アラスカが舞台なんて珍しいのでてっきり作者が住んでいるのかと思っていたら、作者はウィスコンシン州に住んでいるらしい。(・・・ってどこよ?アラスカよりわからんじゃんcoldsweats01


そして原題は”Alaskan Nights”。
へんに意訳するよりこの方がよかった気がしますが・・・sweat01
せめて「アラスカの戦士spade」くらいでよかったのでは・・・?


なお関連作品で「さらわれた令嬢」というのがあるそうです。
この話に中にもそれっぽいくだりがあったので、思うにこれはランドの上司であるグリフォンの話だと思いますflair
違うかな?

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「ミスター・シンデレラ」スーザン・ウィッグス

2009052509090000 「白い雪の誓い」に収録

新聞記者のジャックには自分の嫌いなタイプなのに関心を持たずにはいられない女性がいます。
それは氷の乙女・・・ジャックが勤める新聞社のオーナーであり編集者でもあるマデリン。
マデリンが社員全員を招待したパーティーの日、行く気のなかったジャックは残業をし、その帰りに強盗に襲われている紳士を助けます。
助けた相手はオートクチュール・デザイナーのハリー。
ハリーはお礼にジャックを磨き上げ、パーティーへと送り込むのでした。

よくあるボスと秘書ものの逆バージョンのような話。
とても楽しく読めました。
最近は結構ヒーローが変身するものも増えてきましたね。
この話もヒーローもヒゲを1週間剃ってないポニーテール野郎だしcoldsweats01
ただタイトルが表しているように変身するのは一夜だけなんですけどmoon3
そしてヒロインのマデリンがちょっぴり切なくて可愛いshine

「白い雪の誓い」には他に「1773年の聖夜」ノーラ・ロバーツと「愛という名の贈り物」キャンディス・キャンプが収録されていますが、私はこの「ミスター・シンデレラ」が一番好きです。

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「お城の恋はむずかしい」トレイシー・シンクレア

2009010311290000 ヨーロッパの小国モンロヴィアのお城で絵画の修復作業をしているアメリカ人のスザーナは 国王であるモーガンと知り合い、お互いに惹かれ合います。
しかし国籍も身分も違う2人・・・。
お互いにそのことを自覚しつつつき合い出すのですが・・・。

スザーナのことが好きで好きでたまらないモーガン。
彼女も自分に好意を持ってくれているとは思いつつも、実は彼女の狙いは地位と財産なのではないかと考えずにはいられません。

そしてそんなモーガンの気持ちを解く方法がわからないスザーナ。

あぁ、もう、じれったい2人だなぁsign01sweat01
中盤はこの繰り返しなのでホントじれったいっていうか、イライラというか・・・。
でも、問題が起きたときのモーガンの対処の仕方がどこぞの傲慢富豪とは違って、冷静でどことなく上品なのがよかったです。
さすが国王crown、スマートでいらっしゃる・・・(笑)
対してスザーナは等身大の女性で変に自分をよく見せようとかしないのがいいですね。


あのじれったささえ克服できれば楽しい話でしたnote
2人をジャマをしてた人間もラストでさっさと片付けられちゃったしねhappy01

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「放蕩貴族の初恋」マーガレット・ムーア

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ヒストリカル。

家族との確執から家を飛び出し、カナダに渡っていた貴族のエリオットは5年ぶりにイギリスに戻ってきます。
しかし以前と変わりない自堕落な生活を続け、賭博でいかさまをし、賭けの相手から逃げる途中で行き倒れてしまいます。
そんな彼を助けたのが没落した農家の娘のグレース。
グレースは妹と2人でつつましく堅実な生活を送っているしっかり者です。
グレースの家で世話になっているうちに彼女に惹かれていくエリオットですが、今までの生活から、自分は彼女にふさわしくないと思います。
一方グレースもエリオットに対する自分の感情をどうしていいのかわかりません。

女性に与える自分の魅力を充分に知っているエリオット。
そんな彼が初めて恋をして、自分の過去をヒロインに知られたら軽蔑されるだろうと悩んだり、彼女のために自分の気持ちを抑えて無理したりsweat01
わがままで自分勝手だったのに、少しずつ考えを改めていくエリオット。
でもやっぱり根っこのところがボンボンで、おいしいところは母親に取られてる(笑)。
そんな彼がなんか・・・可愛いかったですhappy02

そして美人だけど人づき合いが苦手なヒロインのグレース。
自己犠牲もいとわないほど妹思いでもあります。
たぶん彼女も初恋だったのでしょう。
自分の感情をどう扱っていいのかわからず、変な行動に出て傷ついたり・・・coldsweats01
自分の性格にちょっと劣等感を持っているのが意外で。
でも私はそういう人間の方が好きだなshine

美男美女の2人なのにお互いに相手の気持ちを読めず、なかなか行動に出せないのがじれったくもあり、楽しくもあり。

脇役もいい味出してます。
たとえば超わがままなエリオットの母親。
その感覚はともかく一応1本スジが通っているところに感心しましたsweat02
あくまでも見た目なのねsweat01
そしてグレースの妹のマーシー。
姉に甘えているようで、実は結構したたかな考えの持ち主だったりして・・・catface

この話はエリオットの兄がヒーローの「黒の公爵」のスピンオフですが、私は「黒の公爵」のヒロインのヘスターがあまり好きじゃないので、こっちの方が好きです。
家督相続が長男にしか認められないこの時代、弟は大変ですね・・・。



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「愛は一度だけ」デイ・ラクレア

2009050112060000 レインとリューシャンは恋人同士でしたが、リューシャンがレインの祖父を銃で撃つという事件を起こしたことをきっかけに別れます。
それ以来、交流を絶った2人でしたが、12年後 お互いに呼び出しの手紙を受け取ります。
実はその手紙は<キューピッド委員会>なる組織が2人を結婚させるために仕組んだものでした。
そんなことは知らない2人は 何故今頃相手が自分を呼び出したのか真意をいぶかりながらも思い出の小屋を訪れます。
そして話し合いを始めたとたんに嵐が来て小屋に閉じ込められるはめになります。
久しぶりに会い、相手の魅力を再認識する2人ですが・・・。

レインを傷つけまいと秘密を一人で抱え込むリューシャン。
その結果レインに憎まれるはめに・・・。
それでいいのか、リューシャン?
カッコよすぎるぞ。sweat01
騎士道精神もいい加減にしないとお互いが傷つくことになるのだよ。
それにしてもそんなにレインのことを想っているのによく12年間も避けていられたものだ。coldsweats02
(避けられてもいたんだけど・・・。)

リューシャンと再会し、未だに自分が彼に魅かれていることに気づいたレイン。
しかし彼は憎むべき相手なのだからと距離を置こうとします。
そんな彼女が飼い犬dogに自分の気持ちを暴露されて赤くなるところは可愛い。tulip
そして普段は涙を見せない彼女がリューシャンのためには泣くところがなんとも・・・。shine

ハーレでは逆パターン(女性が男性のために隠し事をして悪者になる)の方が多い気がします。
確かにこのパターンだとヒーローがカッコよすぎかも。coldsweats01
でもこの作品ではヒロインもヒーローに負けないくらいがんばってます。shine
・・・しかし、誤解を解くのに12年は長いなぁ。

この話のスピンオフでやはり<キューピッド委員会>が活躍するレインの親友の話があるようです。

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